突発性発疹はヒトヘルペスウイルス6型(7型)による感染症です。生まれてから数か月以上たった頃、突然高い熱が出ます。そして3日ほどで熱が下がると発疹が出てきます。生後4ヶ月~1歳くらいまでによくみられる病気で、母親からもらっていた免疫(抗体)が徐々に減ってくることが原因で感染します。

3日ほど38℃以上の高熱が続いた後、熱が下がると同時に全身に細かな赤いブツブツがたくさんできますが、2~3日で自然に治っていきます。高熱が出ると心配になる方も多いですが、心配しすぎる必要はありません。ただし、高熱のためにだるくなったり食欲がなくなったりすることがありますので、脱水にならないようにこまめに水分補給をしてあげましょう。

発熱が5日以上続く場合や、食欲や活動度が低下している場合は他の病気や病態の変化の可能性もありますので小児科を受診するようにしましょう。

ウイルスに対する特効薬はなく、ほとんどが自然に治りますので、脱水に注意して経過を見ましょう。皮膚症状が出る頃には周りへの感染力はありませんので、熱も下がって元気がもどってくれば登園も可能です。

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