Allergy
アレルギー科
2024年10月1日(火)保険診療(一般皮膚科・アレルギー科)の診療が始まりました
アレルギ-は、身体に備わっている防衛機能である免疫反応が、 特定の抗原「アレルゲン」に対して過剰に反応することをいいます。
ぜんそく・アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎など、アレルギー性結膜炎などアレルギー疾患は生活環境の変化やストレスの増大などにより、患者さんの数が年々増加しています。当院ではアレルギーの原因を追求し、生活改善のアドバイスまで行いますので、アレルギーにお悩みの方はお気軽にご相談ください。
金属アレルギー
金属アレルギーとは、金属が原因の接触性皮膚炎をいいます。金属はアクセサリー、コイン、時計、革製品、セメント、ステンレス、塗料、歯科材料(歯のつめものや、かぶせもの)など多くのものに含まれており、それらが皮膚に触れることで皮膚炎(かぶれ)を起こします。
金属パッチテストにより、原因金属が判明すれば、金属成分を除去(または減らす)ことにより、症状を改善させることができます。
花粉症
スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を起こす病気が花粉症で「季節性アレルギー性鼻炎」とも呼ばれています。
また、皮膚にも花粉症があり(花粉皮膚炎)、顔面の皮膚のかゆみや赤み(特に眼の周囲)だけで、眼や鼻の症状を伴わないこともあります。
季節や症状でアレルゲンを予想し、必要な場合はアレルゲンの血液検査を行うこともあります。抗アレルギー薬の飲み薬と、点鼻・点眼・軟膏などのお薬での治療になります。症状の出る季節があらかじめ分かっている場合は、症状が出る少し前から治療を始めることで、アレルギー症状を軽くすることができます。
スギ花粉症の場合は「アレルゲン免疫療法(減感作療法)」も保険診療で行えますのでスギ花粉症にてお困りの方はお気軽にご相談ください。
アレルギー性鼻炎・結膜炎
ダニ・ハウスダスト・カビ・ペットなどの一年を通して影響が考えられるアレルゲンや、イネ・スギ・ヒノキ花粉などの季節性アレルゲンに反応して起こります。
アレルゲンによって鼻や眼の粘膜が刺激され、鼻症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)、眼症状(かゆみ、充血、涙)といった症状が起こります。
治療方法は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった症状をやわらげたりおさえたりする薬物療法(対症療法)と、アレルギーそのものを治療することで原因物質(アレルゲン)に対しての体質改善が期待できるアレルゲン免疫療法(根本治療)があります。
食物アレルギー
食物アレルギーとは、食物を食べたり飲んだりしたことにより起こるアレルギー反応が原因となって起きる症状です。
掻痒感、じんましん、目の充血、くしゃみ、鼻詰まり、口の中の違和感、イガイガ感、 腹痛、吐き気・嘔吐、下痢、のどの腫れ・痛み、呼吸困難などが主な症状で、アナフィラキシーショックという急性アレルギー反応になる場合もあります。
アレルギー反応の現れる頻度が高い食物
そば、ピーナッツ、牛乳、卵白、小麦、大豆、ゴマ、魚介類、果実、野菜など
食物依存性運動誘発アナフィラキシー
原因となる食物を食べたり飲んだりした2〜3時間後に運動すると起こる、 急性の全身性のアレルギー反応です。原因は明らかになっていませんが、運動により消化管粘膜の虚血により粘膜のバリア機能が低下し、未消化な食物抗原の吸収の増加が関与するといわれています。
口腔アレルギー症候群
食後15分以内に、口唇や口の中にかゆみ、ピリピリ感及び浮腫みを生じ、腹痛、下痢などの消化器症状を認めます。さらには全身の蕁麻疹、呼吸困難、時にはアナフィラキシーをきたすこともあります。
花粉症やラテックスアレルギーと合併することが多く、ひとつの食品に反応すると、その特定の食品に近い食品に対してもアレルギー反応を起こす交差反応が起きやすいです。
アレルギー反応の現れる頻度が高い食物
トマト、メロン、スイカ、オレンジ、リンゴ、桃、アボガド、クリ、バナナ、キウイ、セロリ、アボガド、キウイ、バナナなど
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